稽古日誌

新聞斬り初公開!

たいへんお待たせしました。久しぶりの書き込みです。
管理人がさぼっていたためご来訪者の方には大変申し訳ないことをいたしました。やっと新聞斬りの写真をアップすることができました。一見簡単そうに見えますが新聞はあなどれません。一度お試しあれ。新聞が斬れれば巻き藁など簡単簡単!
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1枚目は袈裟斬り、2枚目は逆袈裟、3枚目は抜き打ち、4枚目は小太刀、5枚目は横波、6枚目は水平6本。

秘技「巻き新聞斬り!」

今回は、尚士館で行っている試斬の稽古のひとつ、巻き新聞斬りをご紹介します。
巻き新聞斬りは、新聞に腰がないのでなかなか斬りにくいものです。まず、刃筋を合わせ、刀にスピードが無いと斬れないので刀の使い方や体の使い方を学ぶ為にとてもよい試斬方法です。また、藁に比べて準備やカタズケ、ゴミ処理が軽減できます。
■斬り方の種類
1.基本の八刀法
2.五段斬り
3.六段斬り
4.稲妻斬り
5.波返し
6.大波返し
7.横並
8.真っ向斬り
9.座斬り
10.居合い抜き
11.二本を狭間に立てての左右の袈裟斬り 隣の新聞を斬らずに刀を止める。   
12.二本立てによる刃筋合わせ
近日中にビデオ撮りをしましょう。

試斬用研ぎ

今回は少々専門的になりますが、刀の研ぎについてご説明します。武士たるもの己の刀はいつも斬れるようにしておきたいものです。それでは熊先生お願いします。
■下地研ぎ 
鍛冶とぎ、刃こぼれ,成形に用います。砥石はセラミック製の方が落ちやすいので使い勝手がよいでしょう。 
一枚目は180番程度の砥石を使い横に研ぎ 、次に斜めに研ぎます。このときに先に研いだ横の目が消えているようにします。またこの段階でしっかりと刃を立てておきます。 
二枚目は400番程度の砥石をつかい同様にとぎます。
■中研ぎ  
三枚目は800番から1000番 
四枚目は1500
■仕上げ研ぎ
五番目は2000番
斬り用の研ぎとしてはここまでで充分でしょう。ただし研ぎっぱなしの状態で砥石目が残っていますので、さらに2000番の木っ端砥石を使っても、また内曇を使ってもよいでしょう。
*砥石は全面を満遍なく使い,片べりしないようにする。
*刀をしっかり持って手の内がぶれない様にし、刀のどこに砥石が当たっているかを意識する

寒い日が続いておりますが、寒さに負けず書き込みます。
それでは熊先生どうぞ。
前回の安全点検では、目釘についてお話しましたが、今回は鞘の状態についてです。
 
まず、形居合の人は鯉口の近くが割れたり、切れたりしがちです。これは、充分に刀を抜ききらないうちに振ろうとしているためです。また栗形のあたりを切るのも同じです。定期的に鞘を明かりに向けて透かして見てください。薄くなってしまったら直ぐに修理をしましょう。修理には、埋め木をしたりします。
はじめから鞘を丈夫に作る人もあります。切れやすい部分に金属を当てたり、角をうめこんだりします。割れの対策には、サメガワを巻いたり,寒冷布を巻いたりします。それから、たまには鞘を逆さにして軽くたたき、中に入った藁くずやごみを取り出すとよいでしょう。

拝み手・拝み抜き

早いもので1月も終盤になりました。相変わらず尚士会はノウハウをどんどん公開していきます。
それでは熊先生どうぞ。
柄に手をかける基本的な動作を、拝み手・拝み抜きなどといいます。刀を抜く初動作であり、とても大事な動作です。 左手は、親指でコイクチをきり、右手は柄の下から親指・人差し指の間で鍔に当て、手首を回転させて柄を取ります。この柄の取り方を拝み手・拝み抜きといいます。ちょうど拝んでいるような形になるからです。
理由は、三つあります。
一、脇差の柄があるので下から手を回す為。
二、上・横から柄をとった場合、手首にスキが出て相手に手首を斬られてしまいます。柄の下から手を回せば柄が守りになり手首を斬られる事はありません。
三、右手を柄の下から親指・人差し指の間で鍔に当て、手首を回転させて柄を取りそのまま刀を抜くと正しい手持ちになります。(以前刀の持ち方を説明しました。)正しい手持ちになっていれば、正しく、握り込み・ナックルが使えるので、抜きつけ水平なども斬れます。
拝み手で、刀を抜かないと居合斬りなどは、出来ません。実戦では、スキになり相手に斬りこまれます。流派により考え方・形はさまざまですが、尚士会では柄を上・横からとることはありません。
皆さんも試してみてください。