新年第二弾!今回は突きについてです。
それでは熊先生お願いします。
真剣による突きは、諸手突き、逆さ諸手突き、片手突き、逆さ片手突き、諸手平突き、平突き、添え手突き、逆手突きなどがあります。斬り技である八刀法(真っ向、切り上げ、右袈裟、左袈裟、右逆袈裟、左逆袈裟、右水平、左水平)とは違い、突き技です。つまり、刀を振らないで(斬る動作ではない)切っ先を敵に向け最小限の動作で行えると言う特徴があります。
敵の攻撃に対し時間的余裕がないとき、狭い或いは距離がないとき、止めを打つとき、威嚇、牽制のときなどに用います。また、甲冑武者に対しては、隙間や甲冑の重ねへ、切っ先をやや上に向けてついた様です。
然しながら突き業は剣線をはずされ易いことと、深く突きこまないこと、一突きだけでは直ぐに倒しにくい場合があります。動作としては、突きが三分に引きが七分、手だけで突かず腰で突く、諸手は絞れ。突く前に手に力が入っていると狙いがずれたり、スピードが遅くなります。
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