閑話休題 PARTⅡ
試合場などでよく尚士会員の使っている刀について質問されます。
実は、先生の刀はもちろん会員の刀もほとんどが先生が製作されたものです。
熊谷師範は斬りに重点を置き、刀操(ソフト)と斬るための刀(ハード)の両面から長年研究をし稽古をしています。従来の居合刀の斬れ味、使い勝手に疑問をもち、最良の居合刀を目指し、自ら刀の形状(反り、重ね、身幅、長さなど)を刀匠に指定注文して、打ち下しの状態から研いで斬るための刃をつけています。研ぎ師の寝刃では、新聞巻きの六段斬りは難しいものです。武家研ぎが適しています。
拵えも使いやすく丈夫なものを追求し、柄下地、柄巻き、金物、鞘にまでおよびこれを製作しています。
-まずは柄の握りやすさ、使い勝手、刀の斬れ味を体験してみてはいかが!-
刀操についても、体さばき(足、腰、背骨、手首指などの使い方)刀の使い方(スピードの出し方、強弱など)、刀の各所の構造と意味を理解しての使い方を研究しています。
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