前回、自然歩行についてお話しました。補足ですが、型も試斬の時も同じです。
今回は、呼吸法について説明します。
型・試斬に入る前に、前回お話した自然体・居合腰の状態をとります。息を、吸うー吐く・吸う・意識を丹田に落とします。鼻から2割程度息を吐き型・試斬に入ります。
意識は、丹田から刀の切先に乗せ斬るとき、鼻から息を吐きます。型が終わるころ、3割程度息が残っているのが理想です。あまりにも、動作が多い時は、動作の中で息を吸います。
斬る時、息を吐くことにより力まずに刀を扱えるのです。鍛錬しだいで、一呼吸で八刀程度はできるようになるでしょう。
納刀の時も同様で、刀を鞘に向けて動かしている時に息をすいます。鞘・刀を引く時に息を吐きます。こうすることにより、力が抜けて納刀がスムーズになります。