新年最初の書き込みです。今年も惜しげもなくノウハウを提供します!
それでは熊先生お願いします。
袈裟に始まり袈裟に悩む。
袈裟とは、左肩から右わきの下にかけて衣の上を覆う僧服から来ていて、一方の肩から片方の脇の下にかけて斜めにきりさげることです。試斬する人は、はじめに袈裟斬りから始めますが,決して易しいからではありません。
左右の袈裟がありますが、左袈裟から説明します。まず居合腰にて引き足踵が内に向かずに外側に向くようにし、腰が回らず肩が突っ込みにくくする。腰、肩が正体した時のまま正面に向いていること、刃筋が狂わず、しゃくらない。 柄頭が中心線を通る事。真っ向斬りにしても、右袈裟、左袈裟にしても柄頭は上段の構えから切り終わりの位置まで己の中心軸を通る事。
次に右袈裟ですが、左袈裟と違い、右腕が使いすぎないために肩の突っ込みも抑えられ刃筋も狂いずらいので、始めは斬りにくくとも直ぐにできるものです。斬り角度は40度~45度がよいでしょう。
居合は生死をかけた戦いですので、上段に構えて刀を振り下ろすまで、出来る限り相手に太刀筋を読まれないようにし、なおかつ最短にて斬ること。
奥伝  十指  背筋  左手の使い方(円&直線) 
(不肖の弟子談)
言われてみれば当り前のように聞こえますがこれが本当に難しいのです。何年やっていても今だに先生から指摘されます。同じことを何度も先生に言わせるのはホント気の毒なのですが、先生は懲りずに指導してくれます。でも、それくらい難しいということです。